アガリクスのβ-グルカン
−いろいろな見解がありますが−
アガリクスのβ-グルカンがアガリクスの効果・効能を説明する最も重要な物質と考えられている。そのためβ-グルカンを抽出することを目的とするならば、アガリクスをキノコの形に成長させる必要はなく、菌糸のままで十分になります。
タンク培養と呼ばれる方法では、培養液の中にアガリクスの菌糸体を入れて培養することでβ-グルカンを抽出することができます。(しかし、この方法ではβ-グルカン以外の有効成分は摂取できません。)
またβ-グルカンは大きな分子であるために人間の腸からは吸収されにくいとされ、吸収しやすくするために、酵素処理することにより、β-グルカンの分子量を小さくすることが行われています。しかし、β-グルカン単独の経口摂取による薬理作用の有効性はよくわかっていないようです。
それでは何がアガリクスの有効性に働くのかということになります。どうやらβ-グルカン単独ではなく、β-グルカンという多糖とタンパク質が結合した、多糖タンパク複合体というものが効果を発揮しているようです。この多糖タンパク複合体はマクロファージを活性化させ、身体の免疫力を強化させます。この免疫力の強化によりガン細胞に対する攻撃効果になると考えられます。またβ-グルカン以外の多糖における多糖タンパク複合体にも同様の免疫賦活作用、抗腫瘍作用が実験的に確認されているようです。